どんなお客様が来ているかを見極めるとどんな音楽を流すと
よいのかが見えてきます
(Que Hairの栗田健一さん)
髪を切る時間がないので、今日の朝、私が普段通っている
栗田さんのところに行ったのですが、いつもすごいなと思うのは、
音楽が絶妙なこと。
午前中から午後一番は私みたいな人を除くと、主婦やマダムの方が
多いのでそれにあわせた落ち着いた曲を。
逆に、夕方以降、お仕事帰りの方が増えてくる時間は、もう一元気出せるような
テンポがよい曲を。
それが平日バージョン。
そして週末も土曜日と日曜日分けているそうです。
彼の店は全然お金はかけていないけど、空間設計が抜群だなと思っていましたが、
彼が言ったことは、すごいなーと思いました。
「どうしても、他の人や外部の人に任せたこともあるけど、結局、自分が
好きだったり居心地のよい曲になってしまう。」
「それはもちろん、それぞれが良かれと思ってやってることだけど、本当に一日の
お客様の流れや週ごと、曜日ごとの流れを見ていると、”何がよいのか”の定義が
全く変ってくるんです」
「大山さんの世代でも(栗田さんは40代後半)、音楽以外に娯楽があったでしょうが、
私の世代は、音楽しか娯楽のなかった世代。だから、大山さんやそれより若い世代の人にとっての
音楽は”好きな音楽”でしょうが、逆に、いろいろな人にとっての音楽の位置づけが分かるんです」
そんな話でした。
細かいことですが、お手洗いのハンドソープや、音楽、そしてドリンクやカップなどまで、
当然、予算の問題はありますが、できる中で自分たちとは違う世代や職種など
理解する。そして、普段スクールでの動きを観察する。
そんな意識をもって7年、店を切り盛りしている彼はすごい人だと思いました。
どんなお客様が来ているかを見極めるとどんな音楽を流すと よいのかが見えてきます (Que Hairの栗田健一さん)
Leave a reply