いまこの1秒の集積が1日となり、
その1日の積み重ねが1週間、
1ヵ月、1年となって、
気がついたら、あれほど高く、
手の届かないように見えた山頂に立っていたと、
いうのが私たちの人生のありようなのです。
(稲盛和夫)
丁度タイムリーなのですが、あれだけナショナルフラッグといわれた
JALが今度会社更生法で国の支援をもとに、再スタートを切ることになります。
そのときの新生JALのトップに就任されるのが京セラの会長の稲盛和夫さんです。
正直なところ80手前でかつ、業界経験ないのにうまくいくのかな?
というところですが、やっぱり、裸一貫でゼロから京セラ、KDDIをつくり上げただけ
あっていっていることは地味ですが本質的だと思います。
逆に、その一つ一つの積み重ねが悪い方向に行ってしまったからこそ
JALはあのようになってしまいました。外から見てても10年以上前からおかしいな、
と思っていたのに何とかごまかして来たものも崩れ去ってしまうと早いものです。
その一方で積み上げていくものは地味だけど、その山頂に登るためには
本当に大変なものです。
皆も仕事してたり何か目標を持ったときに、「もういいや」
って思ってしまうことが必ずあると思いますが、そこでとめてしまうと
今まで積みあがってきたものって一瞬でゼロに戻っちゃいます。
その一方でここで踏みとどまって積み上げてくと、自分で気づかないうちに
すごいことになってしまったりします。
今回のJALの件が言いか悪いか別として、80歳を前に全く経験のない業界でかつ倒産した
会社の社長を引き受ける稲盛さんはやっぱりすごいと思います。
稲盛和夫 JAL新会長
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