成功とか名誉という言葉は、僕にはあまり関係ない。
作品を通して社会と向き合い、何を伝えられるのか。
そのほうが僕には大切なんです。
渡辺 謙
最近、実は渡辺謙さんにはまってます。
きっかけは、15日にテレビでやっていたクリント・イーストウッド監督の
「硫黄島からの手紙」を見ていて、「ハリウッド(相手の本場)で普通に
一流でいられる渡辺さんってすごいなぁ」というところからなのですが。
以前にも一度、渡辺謙ブームが私の中であったのは、ラスト・サムライで
渡辺謙さんの英語力にビックリしたときでしょうか。
(あの映画のセリフはほとんど暗記してしまうくらい見ちゃってますが^^)
実は、私が渡辺さんに興味を持ったのは、もう、20年位前になりますが、
NHKの大河ドラマの独眼竜正宗での存在感がすごかったのです。
今でこそ、女性が戦国グッズ買ったり流行ってますが、私の場合は、
小学校から今に至るまであまり進化せず、未だに旧国名のほうが今の都道府県名より
しっくりきてしまうし、芸能人の数より戦国武将の数のほうが知っている人の数が
多いくらいの戦国オタクです。
そんな渡辺さん、
実は、大河ドラマでデビューを果たせる、と思った直後に白血病を
患って闘病生活に入ります。その後も、復帰と病気の再発で、いつの間にか
その存在を忘れられてしまいました。本当に完全復帰を位置づけたのは
ラスト・サムライですから、10年以上のブランクがあったわけです。
そんな、絶頂と絶望を同時に味わった渡辺さんだから、素朴に
今日の言葉が出てきたのでしょう。
渡辺謙さんにとっては俳優業としての取り組みとしてこう語っていますが、
私たちの仕事に対するスタンスも同じようにありたいものです。
お客様の胸に飛び込め!
といつもいいますが、なかなか出来そうで出来ないもんです。
でも、お客様ってすごいな、と思うのは、向こうのほうが緊張している
はずなのに、こちらに飛び込んでくる方がいること。
体験レッスンだって私たちは何十回、何百回とやっていることですが、お客様は
はじめていらっしゃっています。そんな、立場的にはお客様のほうが緊張しそうな時に
ズケズケと言ってくださる方を見ると、自分も負けられないなーと思うものです。
素直に向かい合える人は、時間はかかっても伸びます。
逆に、どこかで変なプライドがある人は、絶対に伸びません。
この仕事を始めた頃の私はプライドの塊でした。
外資系の証券会社で働いていた。海外の大学院を出ている。タクシーに
乗ると、運転手をアゴで使ってた。なんか今思うとアホらしいことに何で?と
いうくらい拘ってましたし、人として、恥ずかしく思います
(とはいえ、困った人やお年寄りを助けようという良識はありましたが)。
今は、本当に、bというサービスを通じて、一人でもお客様の人生の
スパイスとなるきっかけを作りたい。あわよくば、そんなお客様が社会を変える
きっかけになってくれたらうれしいな、と率直に思います。
だからこそ、ご縁がなくなっちゃうと本当にへこむわけですが(笑)。
みんなも迷ったときは、今日の謙さんの言葉を思い出してください。
後談:
渡辺謙さんの英語力は、多少の訛はありますが、普通にハリウッドで
記者会見していてもおかしくないレベルです。それも、大人になってからの
努力であそこまで行くわけです。お客様にも励みとなりますよね。
渡辺 謙
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