業即信仰
(by 松下幸之助)
昨日、新宿スクールでFBの対応をしたあと、恵美子さんと
事業面でよくお世話になっている方とミーティングがあるため、
外苑前に行っていました。
その方のお名前は出せないのですが、本当に商売的には何の利益にも
ならないのに、本当にお世話になっていて、あまりに助けて下さるので、
昨日は感極まって私も小山さんも実は、ミーティング中に
本人の前で大泣きしてしまいました。
というわけで、私と小山さんはこの人の大ファンで、いつか、
日本の首相に推そう!と言ってます。それがダメだったら、AnAnでキムタクを
抜かそう!って。それくらい、男の中の男と思える人です。
やっぱり、商売でも自分のことだけを考えるのではなく、相手のことを
どこまで理解できるか、そして、飛び込めるか、ここが人の心をとりこにする本質だなと
思いました。そのミーティングのあと、夕食を買うためセブンイレブンに行った時に
買った本(普段はこち亀とかなのですが)が、松下幸之助さんの本でした。
今日の言葉はその一節です。
この言葉は、今でも知る人ぞ知る銀座は並木通りの理容室の名店
「米倉」の理容師から松下さんが聞いた話です。
抜粋した部分と混ざるのですが、
業即信仰とは、まあ具体的に言うと、どういうことですかと言うと、
「自分の業に信仰を持て」ということなんです。「まあいろいろ信仰ということは、
非常に大事である。仏教の教えるところである。まあ信仰は一番大事なものであると、
こういうように自分も教えられている。しかし、そういう点から自分は、自分の業に
信仰を持たないかん。業即信仰である。こういうようにまあ、自分は考えて、私は、
自分の業に信仰を持つということは、自分の仕事を認めてくださるお客様、利用して
くださるお客様、これが仏さんである、これが神さんである。業即信仰は、自分の
お得意さんを神さんとも仏さんとも拝んで、それに信仰するということに通ずるんで
すよ。
これが出来たら、商売は、もうめったにまちがいはございません、
必ずうまくいきます。
これは散髪屋だけやのうてもですね、あなたの会社でもですね、どのお店でもですね、
その店の店主なり社員の方が業即信仰であるというようになられたならばですね、ま
ちがいないと自分は信じてます。
そんな文章を読みながら、私自身、昨日のこと、そして、自分自身が
自分の仕事に対して信仰を持ててるか、業即信仰の心境でお客さまに臨んでいるか
ということをふと、考えてしまいました。
神様とか仏様というのは、信仰の自由ですが、まずは、みんなの
やっている仕事に対する誇り、というか、信仰を持てるところまで来ると
どんなお客さまでもありがたくなるんじゃないかな、と思います。
業即信仰 (松下幸之助)
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