皆さんご存知のジブリ映画には海外でも人気の作品がたくさんあります!
今回はジブリの中でも人気の高い『天空の城ラピュタ』の英語吹き替え版『LAPUTA: Castle in the Sky』に出てくる英語フレーズをご紹介します!
『Castle in the Sky』はイギリスやフランス版のNetflixで配信されているそうですよ!
直訳を参考に、ストーリーを思い出しながら考えてみてくださいね。
・When you fell from the sky, my heart was racing.
あなたが空から降ってきたとき、私の心臓は高鳴った。
・Be ready in 40 seconds!
40秒で準備しろ!
・Your weapons may be powerful. Your pitiful robots may be many. But you can’t survive apart from the earth.
あなたの武器は強力かもしれません。あなたの可哀そうロボットはたくさんいるかもしれません。しかし、地球から離れては生き残れません。
・Die,you insects!
死ね、虫けらども!
Contents
『天空の城ラピュタ』ってどんな映画?
『天空の城ラピュタ』は1986年に公開されたスタジオジブリ初制作の日本のアニメーション映画。
少年パズーと、少女シータが天空に浮かぶ伝説の島「ラピュタ」を目指す姿を描いた、壮大なスケールの冒険物語です。
1986年の公開時はまだ生まれていなくて、この作品のことは、現在までに20回近く放映されている金曜ロードショーで知った!という方も多いと思います。
毎回の放映時には、クライマックスで唱える呪文「バルス!」を主人公たちと一緒にSNSでつぶやくことでも話題になりますよね!
『天空の城ラピュタ』のあらすじは?
空に浮かぶ伝説の島「ラピュタ」を発見したものの、人々に信じてもらえないまま亡くなった父を持つ、見習い機械工の少年パズー。
彼はある日、空から落ちてきた少女シータと出会う。彼女は胸に青く光る石のペンダントを身につけていた。
実は、彼女はラピュタの王位継承者であり、そのペンダントこそが空に浮かぶ力を持つ“飛行石”だったのだ。
ところが、二人はラピュタを捜索している国防軍に捕まってしまい、シータを残してパズーだけが釈放されることに。
彼は、同じく飛行石を手に入れようとしていた空中海賊ドーラ一味の協力を得て、シータを国防軍の手から救い出す。そして、とうとう伝説の島ラピュタと遭遇することになるが……。
イディオムの「make it up」はどんな意味?
《ラピュタの写真に興味を持ったシータにパズーが説明をするシーン》
Pazu:There’s a Laputa in Guliver’s Travels, but Swift made it up.
ガリバー旅行記で、スウィフトがラピュタの事を書いているけど、あれはただの空想なんだ。
「make it up」を直訳すると「作り上げる」ですが、イディオムとしては通常、次のふたつの意味で使われることがよくあります。
made it up;でっち上げる・嘘をつく
Tom:Why did you tell your teacher that you were sick when you weren’t?
病気じゃないのに、どうして先生に病気だと言ったの?
Adam:I didn’t want to go to school, so I made it up.
学校に行きたくなかったから、嘘をついたんだ。
Sara:I can’t believe you made up such a ridiculous excuse for being late.You worried for nothing!
遅刻の言い訳をするなんて信じられないわ。心配して損した!
Adam:I’m sorry, I panicked and just made it up on the spot.
ごめんなさい、パニックになってその場ででっち上げたんだ。
made it up;埋め合わせさせて
Amy:Sorry for keeping you waiting! I got on the wrong train. Let me make it up for this next time.
待たせてごめん!電車を間違えちゃって。今度埋め合わせさせてね。
Mila:That’s fine. Actually, I arrived here little late too, so no worries.
大丈夫よ。実は私も少し遅れたから、気にしないで。
イディオムとは「get up(起きる)」や「put off(延期する)」のように、複数の単語が組み合わさって新しい意味を形成する表現のことを指します。
直訳すると意味が通じない場合があり、そのままの意味では理解できないことが特徴です。
覚えて便利な英語版『天空の城ラピュタ』に出てくるセリフ
《飛行石のせいで国防軍に狙われ、怖くなったシータが飛行石を捨ててしまえば良かったというシーン》
Sheeta:I should have thrown it away!
あんな石、早く捨ててしまえば良かった!
Pazu:You’re wrong.Thanks to that stone, I met you.
ううん、違うよ。あの石のおかげでぼくはシータに会えたんだもの。
should have +過去分詞:〜すべきだった(けどしなかった)
「should have + 過去分詞」は、
・過去に何かをすべきだったが実際にはしなかった
・過去に何かが起こるはずだったが実際には起こらなかった
という意味を表し、主に後悔や批判のニュアンスが含まれる仮定法過去完了の一つです。
また、「should not have +過去分詞」と否定形にすると「〜すべきじゃなかったのに(した)」という意味で、反対に「やってしまった事」への後悔を表します。
物語の後半に進むと、ムスカ(石を狙う人物)が「They should have escaped.(さっさと逃げればいいものを)」と言うシーンもあります。
実際の会話でもよく使われる表現なのでマスターしておきましょう!
Amy:It’s raining now, I should have brought an umbrella.
雨降ってきた!傘持ってくれば良かったー。
Mila:See? That’s why I told you!
ほら、だから言ったのに!
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Amy:I feel sick that I ate too much at all-you-can-eat…
食べ放題で食べ過ぎちゃって気持ち悪い…
Mila:You shouldn’t have eaten that much.
あんなにたくさん食べなければよかったのに。
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・You should have booked the Hotel last month.
先月ホテルを予約しておくべきだった。
・We should have prepared earlier.
もっと早めに準備しておけば良かった。
・You shouldn’t have told him the truth.
本当のことを伝えるべきではなかった。
など、日常でよく使えるフレーズです!
《遂にシータがムスカに捕まってしまうシーン》
Muska:No more hide and seek
鬼ごっこはもう終わりだ。
no more:これ以上~ない・もはや~ない
映画館で映画の前に上映されているCM「NO MORE 映画泥棒」が有名ですよね(笑)
Amy:Let’s go see a movie that is coming out next Sunday!
次の日曜に公開の映画を観にいこうよ!
Mila:That’s good!! Let me see… Oh, there are no more tickets available on that day.
良いね!えーっとね、、あ、その日はもうチケットないね。
Amy:Oh my god, I hope I could have gone to see it on the first day!
そんなあ、公開日に観に行きたかったなあ。
また、No more にthanがつくと「せいぜい〜だけ」「たった〜」という意味になり全く違う表現になるので注意しましょう。
Mila:You look so sleepy today.
今日すごく眠そうね。
Amy:I slept no more than 3 hours last night.
昨日たった3時間しか寝てないのよ。
When you fell from the sky, my heart was racing.
君が空から降りてきた時、ドキドキしたんだ。
これは、飛行石のせいで海賊に狙われてひどい目に遭わせてしまったことをシータがパズーに謝った後のパズーのセリフです。
“my heart was racing”で、心臓が高鳴る=ドキドキする、ということを表しています。素敵な表現ですよね!
Be ready in 40 seconds!
40秒で支度しな!
このセリフは皆さんご存知かと思います!
自分も連れて行って欲しいと頼み込むパズーに、ドーラ放った一言です。
英語でもしっかり命令文ですが、この一言で、ドーラは見かけは怖いけど本当は優しい人なのがわかりますよね。
Your weapons may be powerful. Your pitiful robots may be many. But you can’t survive apart from the earth.
どんなに恐ろしい武器を持っても、沢山のかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!
これは自らに銃を突きつけるムスカにぶつけたシータの感動的なセリフですね。
この一言で、同じラピュタの王族でも思考の違いがあることが明確になります。
“apart from”で「~から離れて」「~とは別として」という意味です。直訳すると「地球から離れては生きていけない」となります。
Die, you insects!
見ろ、人がゴミのようだ!
皆さんご存知の名ゼリフですが、この英語は意外ですよね。
直訳すると「死ね、虫けらども!」となり、たくさんの人を虫けら呼ばわりしていてムスカの人柄が表れているセリフですね。
ちなみに英語の字幕ではアフレコとは違い、「Look! The people are like garbage!」と日本語の意味が直訳されていて分かりやすい表現になっています。
ジブリ映画に限らず自分の好きな映画や、何回も観たことがある映画でストーリーやセリフが頭に入っているものだと、英語字幕や英語の吹き替えで見た時に「このセリフってこんな英語に訳されているんだ!」という視点で楽しめます!
英語の勉強にもなりますし。新しい発見があって面白いので、皆さんも是非日本の映画を英語吹き替えや英語字幕で観てみてくださいね!
==-Amy===