こんにちは!コンシェルジュのChaiです♪
もうすぐクリスマスということで、この映画を選んでみました!
サンタクロースの誕生秘話を全く新しい伝説として描かれたスペインのアニメ作品、『Klaus(クロース)』をご紹介させていただきます。
Netflixで配信中ですよ!
Contents
Story of “Klaus”
主人公の郵便局長の息子ジャスパーは親がお金持ちなので全く真面目に働こうとしていませんでした。
そんな息子をみかねた郵便局長の父は世界一争いの絶えない街のスミレンズブルクに無理やり郵便配達員として派遣します。
そして6000通の手紙を配達しないと元の生活に戻れないという課題を出されます!
困難続きのジェスパーですが、クロースという大男に出会いジェスパーの心に変化が訪れ・・・
One point English “Klaus”
《子どもが家の2階から外に紙を落としてしまったシーン》
Child:Sir, can I get my drawing back? The wind blew it away. Please?
すみません、僕の絵返してくれない?風で飛んでっちゃったんだ。お願い。
Jesper:Not now, Kid. Can’t you see I’m busy trying to figure out how to get…
後にしてくれ。忙しい、なんで手紙を出さないか・・・
Well, here’s a thought. I’m a postman, see?
こうしないか! 僕は郵便屋なんだ。
So I can’t give it to you, but I could mail it to you.
これを返すんじゃなくて、手紙で送ろう。
争いが絶えない街なので、相手を思いやって郵便を出し合ったりすることがなく・・・そんななか6000通の手紙を配達しないといけないジェスパーは
子どもの落とした紙を返すのではなく「切手代をもらってポストに投函するよ」と言い出します。子ども相手にずるいですね(笑)!
blow away=“吹き飛ばされる”ってどんな感情?
blow away
①自〈物が〉(風・息で)吹き飛ぶ;他〈風・息・人が〉〈物を〉吹き飛ばす;〈爆弾などが〉…を吹き飛ばす
②他((米略式))…を銃殺する,消す;《スポーツ》…に楽勝する
③他((主に略式))〈悩み・困難などを〉吹き飛ばす;〔受身形で〕((米略式))〈人を〉驚嘆[感心,感動]させる
④自((米略式))さっと立ち去る
出典:プログレッシブ英和中辞典
映画では①の『The wind blew it away. =風で吹き飛ばされた』という意味で使われています(blewはblowの過去形)。
③のように感情を表す時にも使われます。blow away=“吹き飛ばされる”ってどんな感情なのでしょうか?
例文を見てみましょう↓
The daily stress blew away because I went to Lady Gaga’s live.
レディーガガのライブに行ったので日頃のストレスが吹き飛びました。
The movie brew me away!
その映画にとても感動した!
*blew me away=感動した/驚いた
“blow away” は感情に対して使われると「感動させる」という意味になるんです。
アメリカの映画やドラマでも
I was blown away.感動したわ。
That really blows me away! めちゃくちゃすごいわ!
などよく出てきます。
心が吹き飛ばされるほどの感動・・・つまり「blow away=心の底から感動した/ストレスが飛んだ」というフレーズですね。
自分で考えて答えを見つける、理解する・・・そんな時には“figure out”
figure out=理解する/計算する/解決する
海外映画を見ているとよく出てくるイディオムで、「理解する」といった意味があります。
おなじみのunderstandも「よく知っている/理解する」という意味の単語ですが、少し意味合いが違います!
understandが物事をただ理解するに対して、figure outには、何が問題なのかを考え、理解して、解決するといった意味があります。
例文を見てみましょう↓
I’ll figure it out.
私がなんとかするわ。
*後輩が仕事でミスした時などに使えます!
I tried to figure out what she said but I couldn’t.
私は彼女の言っている事を理解しようとしたけど出来なかった。
I just figured out who he is!
彼が誰だか分かったわ!
こうしたらどう?と自分の思いつきをしっかり聞いて欲しい時の英語って?
Here’s a thought~=こうしたらどう?/こう思うんだけど
Here’s a thought~は思いついたことを提案する際、話し始めの枕詞として使う表現です。
「私はこう思うんだけど」とこれから話す自分の意見をしっかり聞いて欲しい時に使います。
最近ではNetflixなどで配信中なので「懐かしいー」と見直している方も多いと思いますが、1990年代に大ヒットしたシットコム(一話完結で連続放映されるコメディードラマ)の『Friends(フレンズ)』にはこんなセリフが出てきますよ!
Chandler:Hey, you know what, here’s a thought. Why don’t you stay home from work today and just hang out with me?
あのさ、こうしようよ。今日は仕事に行かないで、ここで俺とくつろごうよ。
Janice:Oh, I wish. Listen, honey, you have that report to finish and I’ve got to go see my lawyer.
んー、そうしたんだけどねぇ。あなたはあの書類終わらせなきゃいけないし、私は弁護士に会いに行かなきゃ。
Chandler:I cannot believe I’m going out with somebody who’s getting divorced. I’m such a grown-up.
これから離婚する人と付き合ってるなんて信じられないよ。俺って大人だよなぁ。
チャンドラーが冒頭でHey, you know what, here’s a thought.と話し始めのフレーズをふたつ続けて使っています。チャンドラーの仕事をサボってジャニスと家でイチャイチャしたいよっ!って気持ちが伝わってきますね(笑)。
Would have to +動詞の原形=命令・提案・要求・必要性・重要性を述べる文では、that節内の動詞が動詞の原形になる
スミレンズブルクの街が少しずつ良くなっていくなかで、アルバという先生が、ジェスパーにいうセリフですが
仮定法でよく使う文法が出てくるのでチェックしましょう!
Someone would have to be pretty stupid to want to leave this place now.
今ここを出ていくなんて馬鹿なことする人いないでしょう。
Would have to +動詞の原形
直訳すると、「今ここを出ていきたいならその人は馬鹿にならないといけないだろう」つまり「もし今ここを出ていくとしたら馬鹿だ」、そこから「今ここを出ていくなんて馬鹿なことする人はいないでしょう」という意味で伝われています。
実際には起こっていないことなので仮定法が使われています。想像したり、実際には起こる可能性が低い時に使われる文法で、ここでは少し馬鹿にしたニュアンスも入っています。
主語が物になると全然違ったニュアンスになります!
My favorite deserts would have to be chocolate cake.
(色んなデザートが好きだけど一つ選ぶなら)私の好きなデザートはチョコレートケーキかな。
ここでは「どうしても選ばないといけない状況で、選ぶとしたら・・・これかな」といったニュアンスが出ます。
クロースとの出会いにより、スミレンズブルクの街も落ちこぼれ郵便配達員のジェスパーもどんどん良くなっていきます。
この街の人々は素敵なクリスマスを迎えられるでしょうか?
ご家族、ご友人とお家でぜひ楽しんでくださいね☆
===Chai===
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