70年代の伝説のロックバンド「QUEEN」。リードボーカルにして”史上最高のエンターテイナー”と呼ばれたフレディ・マーキュリーの半生を描いた大ヒットした映画『ボヘミアン・ラプソディ』。
「QUEEN」は、伝説のロックオペラ「ボヘミアン・ラプソディ」やドンドンチャ、ドンドンチャというリズムで始まる「We Will Rock You」。さらにはレディー・ガガ(Lady Gaga)の由来となった「Radio Ga Ga」など著名人にも影響を与える歌を残しました。
・ 映画に登場する英語のフレーズを知りたい
・ 楽しく英語を学習したい
大人気映画とはいうけれど、そもそも「QUEEN」って何?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、英会話初心者でも使える英語フレーズを映画『ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)』からピックアップしました。映画のあらすじ、名言など一部ネタバレしつつご紹介します。記事を読み終える頃にはこの映画を見てみたくなること確実です。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』のあらすじ
70年代の伝説のロックバンド「QUEEN」。
リードボーカルにして”史上最高のエンターテイナー”と呼ばれたフレディ・マーキュリーの半生を描いた映画。
ひとりの男が才能の代償として孤独な人生を送り、そして居場所を見つけるまでの物語でもあり、そんな天才を見守り、愛した人々の物語です。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』からピックアップした英語フレーズ①
英語フレーズ:What makes 人 ○○?(なぜ○○するの?)
エルトン・ジョンのマネージャー(そして元恋人)としても知られる
当時のやり手の音楽マネージャー、ジョンリードが売り出す前のQUEENに質問します。
John Reid: So, tell me. What makes Queen any different from all of the other wannabe rockstars I meet?
ジョンリード:じゃあ教えてくれ。いったい、Queenのどこが他のロックスターを目指しているやつらと違うっていうんだ?
Freddie Mercury: Tell you what it is, Mr. Reid.
Now we’re four misfits who don’t belong together, we’re playing for the other misfits.
They’re the outcasts, right at the back of the room.
We’re pretty sure they don’t belong either. We belong to them.
フレディマーキュリー:教えてあげるよ、リードさん。
僕ら4人は無類の世間からの「はみ出し者」だし、他の「はみだし者」達(QUEEENのファン)のために演奏をしてるんだ。
奴らは部屋の一番後ろにいるような、社会からの「のけ者」達さ。
奴らも何にも属していないんだ。僕たちが奴らに属しているんだ。
◎What makes 人 ○○?=なぜ○○するの?
Photo Journal4でも出てくる使役動詞の
「make」+(人)+(動詞の原形)で、(人)に~させるという意味になります!
直訳すると、「何があなたを○○させる?」。
「なぜ」なので「Why」かと思いきやここでは「make」を使うことで上級の英語表現をしています。大学入試でも頻出の英語表現ですね。
-misfit:(名)はみ出し者、不適応者
-outcast:(名)〔社会からの〕のけ者、見放された人、捨てられた[追い出された]もの
フレディの言葉からは、社会からののけ者、外れ者のような言葉が多く出ていますが
70年代の当時はまだロックを聴く人やLGBT社会は現代ほど受け入れられておらずどちらかというと少数派として扱われていたのでしょう。
フレディ達の音楽やパフォーマンスは斬新で、当時はゲイという事を公表できず苦しんでいたフレディ。
今の時代に生きていたらもっと違った人生だったかもしれません。
英語フレーズ:wannabe(〇〇=〇〇になりたがっている、〇〇を目指している)
こちらはスラングですが、最近はあまり使わない少し古い英語表現のようです。
Want to be の略語のwanna beをそのまま繋げて「wannabe(ワナビー)」となります。
〇〇(本物)になりたい。でもそうじゃない(偽物)のような意味があるそうです。
-wannabe a singer:歌手志望(だけどそうじゃない)
-wannabe a dancer:ダンサー志望(だけどなれていな)
例:
Kumilky:So, back in the day were rock musicians considered outcasts?
クミルキー:そうすると、当時はロックミュージシャンは社会からのけ者扱いだったのかな?
Matthew:Kind of, in the 70s they were cutting edge, especially Punk musicians.
But time has changed, I think now people don’t think of them as outcasts but as artists.
マシュー:そういう事かもね。特にパンクミュージックなんかは70年代には新しくて人々に受け入れられなかっただろうね。
でも時代が変わって、今では人々は彼らのことをのけ者ではなくて、アーティストとして見ていると思うよ。
Kumilky: What makes you think so?
クミルキー:なんでそう思うの?
Ruel: Because society has accepted their uniqueness over the last 40 years.
マシュー:時代が変わって、この40年で社会も彼らの個性を受け入れたからだよ。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』からピックアップした英語フレーズ②
英語フレーズ:I didn’t mean to offend you(あなたの気を悪くさせるつもりじゃなかった)
フレディがHIVで亡くなるまで彼の最後の恋人として彼を支えたジムとはフレディの自宅でのパーティで知り合いました。
ジムに失礼な態度を取って怒らせてしまったフレディはビールを奢ろうとします!
Freddie Mercury: I’m terribly sorry. I didn’t mean to offend you, I’m sorry.
I won’t do that again, alright? Let me get you a beer.
フレディ:本当に申し訳ない。君の気を悪くさせる気じゃなかったんだ、ごめんよ。
もうしないから、いいかい?君にビールをおごらせてよ。
Jim Hutton: I wouldn’t mind a beer.
ジム:まあいいけど。(まだちょっと怒ってる)
◎I didn’t mean to offend you=あなたの気を悪くさせるつもりじゃなかった
不快感を与える、気分を害するという意味のOffendに
「I didn’t mean to~」で、「~するつもりじゃなかった」で
あなたを怒らせるつもりじゃなかったんだけど。。という意味になります。
似たような英語表現で、
-I didn’t mean to hurt you:あなたを傷つけるつもりじゃなかった。
-I didn’t mean to scare you:あなたを驚かせるつもりじゃなかった。
などがあります!
例:
Steve:Who’s there!!
スティーブ:そこにいるのは誰??
Kumilky:It’s me! Kumilky!
クミルキー:私よ!クミルキ―よ!
Steve:I thought it was a ghost or something!!
スティーブ:お化けかなんかかと思ったよ!!
Kumilky:I’m sorry! I didn’t mean to scare you!
クミルキ―:ごめん、、驚かすつもりじゃなかったの!
最後におまけ・・・(ネタバレ有)☆
1985年7月、当時解散寸前まで追い込まれていたQUEENがアフリカ難民救済のチャリティコンサート、「LIVE AID」に出演。
ロンドンのウェンブリースタジオには7万人以上の観客が押し寄せ、ライブ中継で世界中に放送された歴史的ライブパフォーマンス。
QUEENは再びグループの絆を深め、ドラマーのロジャーはフレディにこう言います。
Roger Taylor: You’re a legend, Fred.
ロジャーテイラー(ドラマー):君は伝説だよ、フレッド。
Freddie Mercury: You’re right I am! We’re all legends!
フレディマーキュリー:そうさ僕は伝説さ!俺たちはみんな、伝説なのさ!
◎Ledgend=伝説の、伝説の人物
この映画を観た後はまさに、「クイーンはレジェンドなんだなあ・・」と思わずにはいられませんでした!
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さて、こうして見てみると海外ドラマや映画を通じて英語を学ぶというのは、スラングや実際にネイティブが使う英語表現を学ぶことができますね。ネイティブの表現から考え方の違いを理解することが英語学習の醍醐味かもしれません。
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独学だと限界という時はスクールも
英語学習のキッカケとして海外ドラマや映画は敷居が低く始めやすいのでまずは試して見る価値があるのではないでしょうか。
ただし、海外ドラマはスラングが頻繁に登場したり、英語初心者ですと少しハードルが高いかも。
そんな風に感じるかもしれません。
私たちのスクールでも、まずは独学をキッカケにスタートしてその後、しっかりと学びたい!
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特に、私たちのスクールでは毎回のレッスンで学んだ単語やフレーズを「レッスンレコード」というオンラインノートに毎回記帳します。
映画の気になるシーンで遣われてた表現を一緒にチェックして、それを使いこなしたりできるようにもなりますのでオススメです。
もし、同じように独学に限界を感じ始めている方は体験レッスンで雰囲気を見てみるといいと思いますよ。初回は無料で受けられますので、まずは、雰囲気を見てみたい方にもオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
是非、まだでしたら一度ボヘミアン・ラプソディ、観てみてください♪
(最後のライブの再現映像の21分間は感動ものです!!)
それではまた、お会いしましょう!
Thank you very much!!
恋と仕事に効く英語編集部