こんにちは!コンシェルジュのAprilです♪
よく英語学習には洋画を観るのが効果的だと言われますが、なかには「洋画には正直あまり興味ないんですぅ~」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方におススメしたいのが、日本のアニメ作品を英語で観ること
です!
今日は私が一番好きなアニメ作品、スタジオジブリの『もののけ姫』の英語版をご紹介します!
「”もののけ姫”の音楽を自分でを弾けるようになりたい!」と思ってピアノを習い始めたくらい幼少期からたくさん影響を受けてきた作品です!!
Contents
Story of “Princess Mononoke”
中世の日本。エミシの村に住む少年アシタカは、村に現れたタタリ神から右腕に呪いを受けてしまいます。
死を待つ運命となったアシタカは、呪いと向き合うべく旅に出ます。
途中で出会った謎の男に呪いのアザを見せると、遥か西には生き物たちが太古のままで暮らす森、『シシ神の森』があると教えられます。
その森で、アシタカは山犬に育てられた少女サンに出会い、次第に人間と森の生き物たちの戦いへ巻き込まれていく・・・。
One Point English “Princess Mononoke”
《シシガミに命を救われたアシタカが、岩の上でモロ(サンの母親)と会話を交わす有名なシーン》
アシタカ:
You must set her free! She’s not a wolf. She’s human!
あの子を解き放て、あの子は人間だぞ!
モロ:Silence, boy. How dare you speak to a god like that.
I caught her human parents defiling my forest. They threw their baby at my feet as they ran away.
Now, my poor, ugly, beautiful daughter is neither human nor wolf.How could you help her?
黙れ小僧!お前にあの娘の不幸が癒せるのか。
森を侵した人間が我が牙を逃れるために、投げてよこした赤子がサンだ。
人間にもなれず山犬にもなりきれぬ、哀れで醜いかわいい我が娘だ。お前にサンを救えるか!
set~free=~を解放[釈放・赦免・自由(の身)に]する、~の縄を解く
捕まっていた者を逃がすという意味と、心理的に解き放つという意味があります。
The robber cut the rope and set the hostages free.
強盗は縄を切って人質を解放した。
Just set me free!
もういい加減にして!(私を解放して!)
as~:~だから(理由や原因を表すas)
asというと「~と同じくらいに/同様に」の意味が思い浮かびますが、「~だから(理由)」という使い方もあります。
『理由のas』は相手がすでにその理由を知ってたり、誰が見てもその理由が明らかな場合に使われます。
ですので、as~に続く文は、「言わなくても分かるでしょうけれど(ご存知でしょうけれど)、念の為に言っておくね」という感じの内容になります。
As it is dark outside, drive carefully.
外が暗いから運転に気を付けてね。
*話し手は「外が暗い」ことより、「運転に気を付けて」ということを伝えたい!
As I didn’t have any stamps, I couldn’t mail the letter.
切手がなかったから手紙を出せなかった。
*話し手は「切手がなかった」ことより、「手紙を出せなかった」ということを伝えたい!
neither A nor B =AでもなくBでもない
A/Bには名詞、代名詞、動詞のいずれも使われます。
モロのセリフでは「娘は人間と山犬のどちらにもなれない」と言っていますね。
また下記の例のようにneither A nor Bを文頭に持ってくることも出来ます。
Neither I nor my father speak English.
私と父はふたりとも英語を話しません。
日本語では同じ台詞でも、英語では違う文が使われている!?
作品中、モロがアシタカに「お前にサンを救えるか」と言うシーンは2回あります。
日本語では同じセリフなのですが、実は英語版では異なる文が使われているのです!
お前にサンを救えるか。=How could you help her?
最初は「救う」をsaveではなくhelpを使っています。「お前は役に立つのか?お前にこの問題を解決できるのか?」というニュアンスが含まれています。
アシタカ、お前にサンを救えるか。Ashitaka, can you save the girl you love?
2回目は作品後半、モロがタタリ神(乙事主)からサンを取り返すシーン。
この時モロは死を覚悟しており、サンのことをアシタカに託します。
Ashitaka, can you save the girl you love?
直訳すると「お前が愛する娘を救えるか」、ここではsaveが使われていますね。
loveからも、モロはアシタカの「サンを救いたい気持ち」が本物であると認めており、アシタカに対する心境変化が表現されています。
いかがでしたか?
親しみある作品であれば楽しく学習が出来ると思います。
日本の多くのアニメ作品が英語に吹き替えされているので、子どもの頃から親しんだ大好きな作品をぜひ英語の吹き替えと字幕で楽しんでみてくださいね!
===April===
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