こんにちは!コンシェルジュのLucyです☆
今回は2010年よりイギリスのBBCで放送されていた人気ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』から、日常で使えそうな英語表現をご紹介します。
コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを原作としながら、舞台を現代に置き換え、
21世紀のロンドンで名探偵シャーロック・ホームズとその相棒ジョン・ワトソンが大活躍するというお話です。
シャーロック・ホームズをあまり知らない人でも、生粋のSherlockian(シャーロキアン=主人公シャーロック・ホームズの熱狂的なファン)でも、
誰でも楽しめるドラマになっています。
現在シーズン4まで放送されていますが、1シーズンにつき全3話なので、
海外ドラマにあまり手を出したことがない人でも、気軽に楽しめる作品ですよ!
◆Story of “SHERLOCK”◆
軍医としてアフガン戦争に従軍したジョン・ワトソンは、戦傷によりイギリスへ帰国、
従軍によるトラウマを抱えて、ロンドンで苦しい生活を強いられていました。
そんなとき、古い知り合いからルームメイトを探しているらしい風変わりな男を紹介されます。
その名もシャーロック・ホームズ。
シャーロックは、スマートフォンやGPSなど現代の技術を駆使し、天才的なひらめきと推理力で数々の難事件を解決してきた名探偵です。
ルームシェアをすることになったシャーロックとジョンは、次第に友情を深め、難事件に挑んでいきます…!
◆One point English from “SHERLOCK”◆
シーズン1第1話、ジョンの古い知り合いマイクが、ジョンにシャーロックを紹介するシーンです。
部屋に入ってきたマイクに対して、シャーロックは唐突にこう言います。
Sherlock: Mike, can I borrow your phone? There’s no signal on mine.
マイク、携帯貸してくれ。僕のは通じない。
Mike: And what’s wrong with the landline?
固定電話じゃあ、なぜダメなんだ?
Sherlock: I prefer to text.
メールの方が良い。
マイクは携帯を持っていなかったため貸せなかったのですが、そこでジョンが代わりに携帯を貸します。
シャーロックとジョンが初めて会話する重要なシーンです!
◎What’s wrong with〜=〜はなぜダメなのですか?・〜の何が悪いの?
色々と応用できる表現です。
上のセリフのようにモノやコトを続けて、
「これじゃあダメなの?これの何が悪いの?」
と言うこともできますし、例えば、具合の悪そうな友達に対して、
・What’s wrong with you?(どうかしたの?)
と言ったり、
色々うまくいかない日やツイてない日に、自分に問いかけるように、
・What’s wrong with me?(私どうしちゃったんだろう?)
なんて言ったりもできますよ。
◎prefer to〜=〜する方を好む
toの後に動詞をつなげて、何か比較対象を思い浮かべながら使う表現です。
例えば、
・I prefer to go at once.
すぐに出かけたい。(家でじっとしているより)
・I prefer to be called my first name.
下の名前で呼ばれる方が良い。(よそよそしく呼ばれるより)
次に、同じくシーズン1第1話から。
ルームシェアすることになる、シャーロックが住む部屋に、ジョンが初めて訪れた時のシャーロックのセリフです。
事件発生の知らせを聞き、喜び勇んで部屋を飛び出そうとするシャーロックがジョンに向かってこう言います。
John, have a cup of tea, make yourself at home. Don’t wait up!
ジョン、お茶でも飲んでくつろいでてくれ。先に寝てくれ。
この後結局、すぐに部屋に引き返してきたシャーロックは、ジョンを事件現場に誘います。
初めて二人が一緒に事件解明に動き出す、名コンビ誕生のシーンです。
◎make yourself at home=くつろいでください、楽にしてください
訪問客に対して、使う決まり文句です。
少し丁寧に言いたければ、
・please, make yourself at home.
とpleaseを付けたり、at homeの代わりに、comfortableを使って、
make yourself comfortable.
と言い換えたりすることもできます。
At homeは直訳すれば「自分の家にいること」ですから、そこから、「(自分の家にいるように)リラックスしてくつろぐ」なんていう意味になります。
そこで、
・I feel really at home with you.(あなたと一緒にいるととても落ち着く)
なんていう表現にも使えますよ。
続いて、先ほどのシーンのすぐ後。
シャーロックとジョンが2人で部屋を出て行こうとしたところに、大家のハドソンさんが登場します。
殺人事件現場に、楽しそうにワクワクしながら向かうシャーロックにハドソンさんはこう言います。
Mrs. Hudson: It’s not decent.
不謹慎だわ。
Sherlock: Who cares about decent? The game, Mrs. Hudson, is on!
不謹慎がなんだっていうんだ。ハドソンさん、ゲームが始まったのに!
◎who cares about〜?=誰が〜を気にするの?→〜なんてどうでもいいよ!
少々投げやりな表現です。
使う相手を選ぶ表現ではありますが、よく使われます。
仲が良い相手に使いましょう。ひねくれ者で自信家なシャーロックにぴったりな表現です。
Who cares?
だけで、使うこともあります。
失敗や間違いを恐れて、なかなか英語を話せない自分に対して、“Who cares?”と言い聞かせてみたら、自信が湧いてくるかもしれませんよ!(笑)
また、似た表現で、
Who knows?
なんていう表現もあります。「誰が知っているの?」というところから「知らないよ。」「さあね。」といった意味になります。
面白くて、どんどんハマってしまい、何話も見続けられる海外ドラマは、英会話の勉強にぴったりです!
寝不足の敵ですけど^_^
『SHERLOCK(シャーロック)』を観て、楽しく英語を学んでみてください。
===Lucy===