皆さま、こんにちは!Kumilkyです。
もう秋ですね★皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
私は先日、久々に心打たれる映画を観ましたよ!
『Moonlight』という映画です。
2017年のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、その他多くの賞を受賞しています。
初恋の切なさ、幼い頃の逃げ場のない苦しさ、ラストは想像力を掻き立てられましたよ!
Contents
◆Story of “Moonlight”◆
マイアミの犯罪が多発する地域で暮らす黒人の少年シャロンの3つのライフステージ、幼少期、10代、そして20代に焦点を当てた三部構成になっています。
麻薬常習者の母親ポーラと二人で暮らすシャロンは、薬を手に入れることしか考えていない母親に育児放棄され、また学校では内気な性格と低い身長を理由にいじめられる日々を過ごしていました。
シャロンはキューバ系の幼馴染ケビンが唯一の友人という孤独な少年時代を送ります。
そして誰にも気にかけてもらえない少年の姿を見かねた地元の麻薬ディーラーのフアンは、恋人のテレサとともに彼に助けの手を差しのべます。
彼らの家は、シャロンにとって、唯一心の休まる場所となるのでした。
そんな幼少時代を過ごしたシャロンには、成長しても多くの可能性が開かれているとは言えません。
10代の若者となった彼は貧困地域を抜け出すことも、いじめの連鎖を断ち切ることもできません。
そんな日々の中、彼は、ケビンに惹かれている自分に気づきますが、それは彼の暮らすコミュニティにおいては決して受け入れられない感情でした…。
◆One point English from “Moonlight”◆
Juan: At some point, you gotta decide for yourself who you’re going to be. You can’t let anybody make that decision for you.
フアン:どこかの時点で、自分がどうなりたいのかを自分で決める必要があるんだ。他の誰にも決めさせてはいけないよ。
◎at some point=ある時点で・いつかは・どこかの時点で
「いつか」というと“someday”や“sometime”が代表的ですが、ネイティブが良く使う表現として“at some point”も便利です。
これからやってくる「ある時点」、またはすでに過ぎ去った「ある時点」を表すこともあります。
このシーンでは、フアンは『君のこれからの人生のある時点で』という意味で使っていますね!
例文を見てみましょう☆
Kumilky: Hey Alan, why don’t we go for a drink tonight?
クミルキー:ねえアラン、今夜飲みに行こうよ!
Alan: Kumilky I don’t drink anymore!
アラン:クミルキー、僕はもう飲まないんだよ。
Kumilky: Really? I didn’t know that.
クミルキー:本当?知らなかった・・。
Alan : At some point, I stopped drinking and smoking! It was too much!
ある時からね、お酒もタバコもやめたんだよ!ちょっと度が過ぎてたから!
Kumilky: I see.Good for you! Then why don’t we go for dinner?
なるほど。よかったじゃん!じゃあご飯を食べに行かない??
◆One point English from “Moonlight”◆
海でリトルに泳ぎ方を教えてあげるフアン。
決して離さないから、安心するんだと話しかけます。
Juan: Ok. Let your head rest in my hand. Relax.
I got you.
I promise.
I won’t let you go.
Hey man.
I got you.
There you go.
Ten Seconds.
Right there. You are in the middle of the world.
フアン:よし。俺の手に頭をのせるんだ。リラックスして。
俺が捕まえてるから。
約束するよ。
決して離さないから。
俺がいるさ。
ほら、10秒だ。
ほうら、世界の真ん中にいるんだよ。
◎I got you=捕まえた・了解
“I got you”は、上記のように2つ意味があります。
“I have got you”が省略されて使われるようになりました。
カジュアルな場面、親しい仲では良く使われますが、ビジネスのシーンなどでは避けたほうが良いでしょう!
またこの表現をもっと省略した表現に“Gotcha(ガッチャ)”があります。
映画やドラマで良く聞く表現ですが、やはり「捕まえた!」や「了解!」「わかったよ」という意味になります。
「わかった」と言う意味では、“I see”や“I understand ”などもありますが、それらに比べると“I got you”はカジュアルな表現になります。
Namigo: Kumilky, the meeting will start from 11:00AM tomorrow, why don’t we meet up before that and prepare for it?
ナミーゴ:クミルキー、明日の会議は11時からよ。その前に集まって、準備しない?
Kumilky: Sounds good! How about 10:00AM?
クミルキー:いいね!10時はどう?
ナミーゴ:Namigo:I got you!
了解!
※NamigoとKumilkyは親しい同僚なのでビジネスシーンではありますが“I got you”でも大丈夫でしょう☆
◆One point English from “Moonlight”◆
10代になったシャイロン。幼少期に支えてくれたフアンは亡くなってしまいます。
シャイロンは同じ高校に通うケヴィンと夜の海で、語り合います。
二人の『泣く事』について、とりとめもない会話が生まれます。
Kevin: What are you crying about?
ケヴィン:お前は何に泣くんだ?
Chiron: I should have cried too much sometimes I feel like I’m just gonna turn into drops.
シャイロン:もう泣きすぎて、時々自分がもう水滴になってしまうんじゃないかって感じるんだ。
◎turn into~=〔性質・外観などの点で〕~に変わる・~になる
~になる。という表現では、“get”、“become”も使われますね。
ですが後にくる品詞が違うのと、“turn into~”は、性質や見た目が変わるという意味なので、使い方も違ってくるので注意しましょう!
◆get + [形容詞]
例:She got angry. (彼女は怒った。)
◆become + [形容詞 / 名詞]
He became the president. (彼は大統領になった。)
◆turn into + [名詞]
She turned into a princess.(彼女はお姫様に変身した。)
例文を見てみましょう♪
Mother: What is this?!
母親:何これ??!!
Kumilky: It is milk but I left it in the fridge too long so it turned into like yogurt!
クミルキー:牛乳なんだけど冷蔵庫で長い間放って置いたからヨーグルトみたいになっちゃった!!
いかがでしたか?
舞台がマイアミの貧困地域という事で決して綺麗な英語ではありませんが、ふと日常で使えるフレーズなど発見がたくさんありましたよ。
世界でも高い評価を得ているこの映画、是非見てみてください!
それではまた、会いましょう!!
Thank you very much and see you again!!!!
Kumilky