「赤の他人の葬儀に参列することを趣味」
という変わった少年が主人公のこの映画。
物語のキーとなる青年のただひとりの“友人”役で加瀬亮が出演していることでも話題になりました。
好き嫌いが分かれる映画かも知れませんがLeico的には映像の美しさにハマりました!
◆Story of “Restless”◆
イーノック(ヘンリー・ホッパー)は、自動車事故で両親を亡くして以来、生きることを諦めてしまった少年。
見知らぬ人の葬儀に、
遺族のふりをして参列することが彼の趣味だった。
ある時、いつものように葬儀に参列していると、係員から問い詰められてしまう。
窮地を救ってくれたのは、以前、別の葬儀で出会った少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)。
この再会で2人は互いに心を開き始める。
イーノックは、事故の際の臨死体験をきっかけに、ヒロシ(加瀬亮)という第二次世界大戦で戦死した特攻隊員の幽霊が見えるようになっていた。
実はアナベルはガンの闘病中で 自分の余命が3カ月であることをイーノックに打ち明ける。
イーノックは、彼女にヒロシの存在と
両親を失った事故の経験を告白する。
イーノックはアナベルの死を目前に葬儀の準備を手伝うと約束する。
◆One Point English from “Restless”◆
他人の葬儀に参列していたことがばれ、係員から叱られるイーノックを助けたアナベル。
そんな二人の会話から使える英語表現がこちらです♪
Enoch:Thanks for bailing me out back there.
イーノック:さっきは助け出してくれてありがとう。
Annabel:Yeah. Any time.
アナベル:どういたしまして。
「どういたしまして」の表現は”You’re welcome”とつい思ってしまいがちですが、カジュアルに”Any time!”と返すのもOKです!
誰かにお礼を言われたら、いつでもどうぞ!という意味を込めて是非使ってみてくださいね!
主演の二人ももちろんいいのですが、特攻隊員の幽霊役で出演している加瀬亮さんが物語のアクセントとなっていて印象に残りました!
特攻隊員だったヒロシが恋人に宛てた手紙で素敵な言葉があったのでご紹介します。
I see now that death is easy. It is love that is hard.
今では 死はたやすく つらいのは愛と分かります。
この手紙は設定上日本語で書かれていますが、ナレーションは加瀬亮さんの英語となっていて、全文をご紹介したいくらい美しいです。
ネタばれになってしまいますのでここまでにしますね!
ちなみに「ネタばれ」は英語だと“spoiler”といいます。
死をテーマにした作品ですが、暗くて重い雰囲気はなく秋から冬にかけての美しい映像がとっても清々しく印象的な作品です。
夏真っ盛りの今にはちょっと季節外れかもしれませんが是非レンタルしてみてくださいね♪