トムは建築家を夢見て、グリーティングカード制作会社でライターとして働く日々。
ある日、ボスのアシスタントとして入社してきたキュートなサマーに一目惚れ。
トムは運命の恋を夢見る男の子、一方サマーは真実の愛なんて信じない女の子だった。
正反対なトムとサマーの恋の行方は?
トム:Joseph Gordon-Levitt(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)
サマー:Zooey Deschanel(ズーイー・デシャネル)
◆Story of “(500)Days of Summer”◆
トムは落ち込んでいた。サマーとの仲がうまくいかなくなってしまったからだ。
悪友のポールとマッケンジーは「忘れてしまえ。女なんていくらでもいるさ」と言うが、そんな決まり文句はトムの慰めにはならなかった。
サマーは彼にとって“運命の恋人”のはずだったからだ。
どうしてこうなってしまったのか。
トムの想いは、サマーと出会ってからの500日を行ったり来たりする。
サマーとの1日目。トムは一目で恋に落ちた。サマーは自分のことを気にもかけていないと思っていたトムだが、4日目、エレベーターの中でトムのヘッドフォンから漏れる音を聴き、「私もザ・スミスが大好き」と微笑んだサマー。
次第に会話を交わすようになった二人。
28日目、カラオケパーティーの席で、トムはサマーにいちばん重要な質問をした。
「彼氏はいるの?」
サマーの答えは「No」だった。
「恋人なんて欲しくない。誰かの所有物になるなんて理解できないわ」と恋愛観を語るサマー。
彼女は愛を信じていなかった。
別れ際、「私のことが好き?だったら友達になって」と言ってサマーはトムにキスをした。
34日目、トムとサマーは一緒にIKEAへ行き、展示されているソファへ腰かけたり、ベッドに寝そべって見つめあったりして、新婚ごっこを楽しむ。
「真剣に付き合う気はないの。それでもいい?」と訊くサマーに、「いいよ。気楽な関係で」と答えたトム。
その後もデートを重ねる二人。トムは自分のお気に入りの公園へサマーを連れていき、建築家になる夢を語ったりした。
そして109日目、サマーが初めて自分の部屋にトムを呼んだとき、二人の間を隔てる壁が一気に低くなった気がした。しかし…
◆One point English from“(500)Days of Summer”◆
“Coincidence. That’s all anything ever is.”
「偶然。それがすべてだ」
トムがサマーと出会って500日目。運命を信じていたトムがなぜこう思ったのでしょうか。
みなさんは運命を信じますか?
Rico