映画で学ぶ英会話・英語表現
◆The Story of "Broken English"◆
ノラ・ワイルダー(パーカー・ポージー)30代。独身。ニューヨーク在住。マンハッタンにあるホテルのVIP対応として働いている。母親のヴィヴィアン(ジーナ・ロランズ)からはことあるごとに心配され、親友のオードリー(ドレア・ド・マッテオ)は自分が紹介した男性と結婚している。男性と付き合おうとしてもなぜかうまくいかない…
そのままの自分を愛してくれる人と出逢いたい。
でももう誰からも愛されないかもしれない・・・揺れ動く希望と不安を抱えながらも仕事に追われる日々。
そんな時、ノラは気分転換に同僚の開催するホームパーティに行ってみることに・・・
やっぱり気分が乗らず、帰ろうとしたとき、フランス人男性ジュリアン(メルヴィル・プボー)と遭遇する。
出会った瞬間から積極的で情熱的なジュリアンの誘いに戸惑い、はぐらかしていたノラだったが、自然と一緒の時間を過ごすようになる2人。恋愛に対して臆病になっていたノラが、次第にジュリアンに惹かれていくのであった。
ようやく自分の気持ちに正直になり始めた時、突然、ジュリアンからパリに帰らなくてはいけない。と告げられる。
一緒にパリに行こう。と誘われる。彼のことが好きだとわかっていても、仕事や自分の生活を捨てられないノラは、一歩が踏み出せなかった。
そしてジュリアンは去ってしまう。
心にぽっかり穴が空いてしまったノラ。
このまま何事もなかったように日常にもどるのか。それとも・・・!?
◆One Point Phrase from" Broken English "◆
“ You must find love and happiness in yourself ”(自分の中に愛と幸せをみつけることだ。)
落ち込んだノラが、とあるバーで出会った男性に言われる言葉です。
何もかもがうまくいかないとき、自分の何がいけないんだろう?なんて考えてしまったこと、ありますよね。
でもそんなときこそ、小さな幸せや大切なものに気づくものです。
落ち込んだり、悩んでいる人がいたら、この言葉をかけてあげると良いかも知れませんね。
Rico,
ちなみに、Broken Englishというタイトルについて
誰かと出会い、お互いを理解しようとする過程で、言葉を使って伝えようとする(あるいは伝わらない)行為。
全ての言葉(単語)は、その語源の文化的背景が違ったりするので、全く理解されない場合もあり、そこにはコメディーも
潜んでいる。だからといって、コミュニケーションを断念するのではなく、その完璧でないやりとりの中で、意味を見出そうと
することが大切。・・・と監督のゾエ・カサヴェテスは言っています。
でも b のレッスンでは正しい英語を身につけましょうね(笑)