・悩んでいたり、困っている時に、お友達が思いがけない機転の利いた提案をしてくれた!
・自分には全く解けなかったクイズやなぞなぞを他の人がすぐに見破った!
・小さい子どもが難しい計算式をスラスラと解いている!
上記のような場面で、誰かのことを「賢い!頭の回転が早い!」と褒めたい時に、英語ではどう表現するのでしょうか?
日本語でも、「頭いい!」「賢い!」「天才!」など色々な言い方をしますよね。
今回のエントリーではそんな「賢い」に関連した英語とそれぞれのニュアンスの違いについてご紹介します!
ぜひ、シュチエーションに応じた「あなたって賢いわね!」の使い方を覚えて、相手に喜んでもらえる褒め言葉をマスターしてくださいね!
「賢い」は英語で何て言う?その場に応じた褒め言葉をマスターしよう!
smart:知的で頭が良く
まずは、日本語でもよく言われるsmart(スマート)。smartは、「賢い」を意味する最も一般的な英語で、
「物覚えや理解が早い」「機転が利く」といったニュアンスを表します。
子どもから大人まで年齢に関わらず、知識が豊富で勉強ができる人を指して使う代表的な英語なのでぜひ覚えておきましょう。
人だけでなく「smart phone(スマートフォン)」のように、高性能な機械にも使われます。
ポジティブ:頭の回転が速い、要領が良い、機転が利く、手際が良い
ネガティブ:抜け目がない、油断のならない
Amy: I have to say, your idea for the weekend getaway was really smart!
週末の小旅行のアイディア、本当に賢かったよね!
Becky: Thanks! I wanted to choose something everyone would enjoy.
ありがとう!みんなが楽しめるものを選びたかったの。
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Becky: You’re so smart with fashion. Where did you get that outfit?
あなたってファッションセンスが本当に良いわよね。その服、どこで手に入れたの?
Amy: Oh, just found it at a little boutique in Kichijoji. Glad you like it!
えっと、吉祥寺のこじんまりしたお店で見つけたの。気に入ってもらえて嬉しいな!
smartは「頭いいね!」と褒め言葉で使われますが、日本語の「嫌味」や「生意気」のようなネガティブな意味で使われることもあります。
Timothy: You don’t have to be so smart-mouthed all the time.
いつもそんな風に生意気な言葉遣いをしなくてもいいじゃないか。
Bob: I’m just being honest. If that comes off as smart-mouthed, sorry.
ただ正直なだけだよ。それが傲慢に感じられたらごめんね。
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Dad: I asked you to clean your room an hour ago. Why is it still a mess?”
1時間前に部屋を片付けるように頼んだでしょう。なぜまだ散らかっているの?
Son: Oh, relax, it’s not a big deal. I’ll do it later.
まあ、落ち着いて。大したことないよ。後でやるから。
Don’t get smart with me! We have rules in this house, and one of them is keeping your space tidy.
Dad: 生意気言わないの!自分の部屋をきれいにしておくことは我が家のルールのひとつでしょう。
clever:機転がきく、(良くも悪くも)賢い
cleverは、smartと同様に「賢い」を意味する英語としてよく知られている単語です。
生まれつきの知能の高さというよりは「頭の回転の速さ」「立ち回りの巧妙さ」といった意味合いの賢さを表し、何でも器用にこなしていく世渡り上手というイメージです。
言い方や表情、場面によってはネガティブな意味にとられてしまうこともあるので注意が必要です!
ポジティブ:能力が高い、巧みな、策士、器用な
ネガティブ:ずる賢い、こざかしい
Amy: I can’t figure out how to solve this math problem.
この数学の問題がどうしても解けないのよ。
Becky: Oh, let me take a look. I’m pretty clever with math.
ああ、ちょっと見せて。私は数学が得意なのよ。
Amy: Really? That would be a big help!
本当に?それは大助かりだわ!
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Risa:My daughter made a clever excuse to skip a lesson, and I didn’t notice it was a lie.
娘が昨日レッスンをサボるために上手い言い訳をしたのよ。嘘だなんて気がつかなかったわ。
Risa’sister:Really? How clever your daughter is!
あら、なんて賢いの(笑)!
wise:知恵がある、経験が豊富な、思慮深い、分別がある
wiseも「賢い」という意味の英語でよく知られている単語です。
知識や学力を含めた「賢さ」に注目したsmartやcleverとは違い、wiseはただ勉強が出来るという意味合いよりも、経験や知識が豊富で正しい判断に基づいて分別のある決断を下せるという意味で使われ、経験値の高いある程度の年齢に達した大人に使うニュアンスです。
Amy: My friend asked me to go to an amusement park last sunday, but I said no because I had to work early the next morning.
この間の日曜日、友達に遊園地に誘われたけど、次の日は朝早くから仕事だったから断っちゃったの。
Becky: I think you made a wise decision.It’s important to prioritize work, and we can have lots of fun during winter break.
賢明な判断だと思うよ。仕事を優先することは重要だし、冬休みになったらいっぱい遊べるもんね。
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Tom: I’m thinking about buying a new car, but I’m not sure which one.
新しい車を買おうか考えているんだけど、どれがいいかわからなくて。
Lily: You should do some research and compare prices before deciding. It’s wise to make an informed choice.
決める前に調査して価格を比較するといいよ。情報に基づいた選択をするのが賢明だわ。
intelligent:知的な、理解力がある、知性が高い
intelligentは、smart”やcleverよりも少し堅めでややフォーマルな表現で、知能が高く理解力が優れているという意味の「賢い」という英語です。
知識やスキルを身に付けたり活用したりするのが上手という意味もあり、和製英語の「インテリな人」もこの単語からきていますね。
Amy: Do you think dolphins are more intelligent beings than humans.
イルカは人間よりも賢いと思う?
Becky:I have no idea. What happened to you all of a sudden?
分からないわ。いきなりどうしたの?
Amy: Well, I read an article about dolphins and their problem-solving skills. It made me wonder how we define intelligence.”
あのね、イルカの問題解決スキルについての記事を読んだの。それで、知性ってどう定義するんだろうって考えちゃったのよ。
bright:地頭が良い、利口な、才能のある
「明るい」や「輝いている」という意味を持つbrightも、人の賢さ・利発さを意味する英語としても使えます。
brightは「未来が明るく、将来性がある(天性の才能がある)」といったニュアンスで、子どもや若者など将来有望な人であることが多いです。
Risa:Everybody says my brother was a bright student.
みんな弟のことを頭がいい生徒だったと言うのよ。
Becky:I think so too. He will be very successful in the near future.
私もそう思う。近い将来大成功するでしょうね。
天才であるというニュアンスで相手を褒めるときには genius(天才)も同じような使い方ができます。
crafty:悪知恵が働く、ずる賢い、計算高い
craftyは、元はcraft(技能・巧妙)を意味する単語からきていて、賢いは賢いでも、おもに「悪知恵が働く」「ずる賢い」とネガティブな意味で用いられる表現です。
Timothy:How was your soccer game yesterday?
昨日のサッカーの試合どうだった?
Vince:We couldn’t handle one of the crafty players and we lost.
あいつの巧妙なプレーに対処できなくて負けちゃった。
場面に応じた「賢い」の使い分けミニテスト
では最初に出てきた3パターンの「賢い人」は英語の『smart・clever・wise・intelligent・bright・crafty』のどれが適するか考えてみましょう!
①悩んでいたり、困っている時に、お友達が思いがけない機転の利いた提案をしてくれた!
いかがでしょうか?
答えは・・・「機転が利く、知恵がある」という意味のあるsmartが適していると思います!
When I’m troubled or in trouble, he comes up with unexpectedly clever suggestions! He’s(She’s) smart.
②自分には全く解けなかったクイズやなぞなぞを他の人がすぐに見破った!
こちらはいかがでしょうか?
答えは・・・「知的で、頭が良い」という意味のあるcleverが適していると思います!
Someone else quickly figured out quizzes and riddles that I couldn’t solve at all! He’s(She’s) clever.
③小さい子どもが難しい計算式をスラスラと解いている!
最後にこちらは?
答えは・・・「明るく、頭が良い」という意味のあるbrightが適していると思います!
A small child is solving complex mathematical equations effortlessly! He’s(She’s) bright.
もちろんどんな場面の会話でどんな気持ちで話しているかで、その他の単語のほうが適することもありますので、それぞれの単語のイメージを覚えておいて使ってみてくださいね。
このブログを参考に、「頭いい!」と適切なニュアンスを用いて、たくさん褒めて周りの方をHappyにしてくださいね!
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===Amy===