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b わたしの英会話で働くレッスン・パートナーコンシェルジュの日々をつづったブログです。
外国人から見た「日本のここって不思議?」や同じ英語圏の国でも、アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアとこんなに習慣が違うの?ということまで!コンシェルジュも負けずに、日々の仕事の中でお客さまから学んだこと、ちょっとした、スクールの面白いトピックを掲載しています。

また、ビジネスで使える英会話フレーズをちょっとだけ公開してるのでお楽しみに!

体験レッスンや普段のレッスンを担当するのはブログを書いているレッスン・パートナーやコンシェルジュです。きっと、英会話を始めるときの緊張感なども解きほぐされることでしょう!!


 
 






“My Fair Lady”でリズムとイントネーションを学ぼう!

エリコッティーノおすすめ映画のセリフとシーンを紹介する
恋と仕事に効く“映画で英会話”です。
前回に引き続き、英会話の勉強にピッタリな一本をご紹介いたします!
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“My Fair Lady”(1964)はジョージ・バーナード・ショーの戯曲「Pygmalion」をもとにしたミュージカルの
映画化で、言語学者のヒギンズ教授がロンドンのコヴェントガーデンに住む貧しい花売り娘イライザ
(オードリー・ヘップバーン)のコックニー訛りを発音矯正し、洗練されたレディに変身させる物語です。
「ローマの休日」でのオードリーの発音は大変聞き取りやすいブリティッシュ・アクセントでしたが、
今作では訛りのひどいロンドンの下町娘を演じています。
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ロンドンのコヴェント・ガーデン・マーケットで花売りをしているイライザ。
上流階級の話し方を教えて生計を立てているヒギンズ教授は、
冒頭の“Why Can’t the English?”(「なぜ英語ができんのか?」)という曲で、
労働者階級の人々の英語の特徴と(上流階級の)ヒギンズ教授の労働者階級に対する
偏見を歌にしています。一部をご紹介しますと‥
Higgins: Hear them down in Soho square, Dropping “h’s” everywhere.
     (ソーホー広場をご覧あれ。Hの発音を抜かしている!)
       Speaking English anyway they like.
     (皆勝手気ままな英語を喋っているんだ。)
      You sir, did you go to school?
     (そこの君、学校には行ったのかい?)
Man: Wadaya tike me for, a fool?
    (おいらを馬鹿呼ばわりするのか?)
Higgins: No one taught him ‘take’ instead of ‘tike!
    (誰も“テイク”を“タイク”などと教えなかったはずだ!)
コックニー訛りとはイライザが住むロンドンのイーストエンド周辺の労働者の人々が使う、
独特の話し方で階級方言とも言われています。
曲からも分かるように子音の“H”を発音しない、take(テイク)をタイクと、“a(エイ)”を“ai(アイ)”と
発音するという特徴があります。
私も初めてロンドンを訪れた時に、お店の人達が“today”と“トゥダイ”、
“Sunday”を“サンダイ”と発音していて非常に戸惑ったのを覚えています!
(※ちなみにタイトルの“My Fair Lady”(=「我が美しき貴婦人」)は
“Mayfair Lady”(=メイフェア‥ロンドンの高級街)をイライザのコックニー訛りで発音すると
「マイ・フェア・レディ」になるという言葉遊びが含まれています。)
ヒギンズ教授が訛りのひどいイライザに正しい発音を教えるレッスンが
“The Rain in Spain”(スペインの雨)という曲です。
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Higgins: Don’t say “Rine,” say “Rain”.
    (「ライン」ではなく「レイン」だ)
The rain in Spain stays mainly in the plain!
(スペインの雨は主に平地に降る!)
この“ザ・レイン・イン・スペイン・ステイズ・メインリー・イン・ザ・プレイン”という
ヒギンズ教授の練習文をコックニー訛りのイライザが発音すると、二重母音[ei]が[ai]になってしまい、
“ザ・ライン・イン・スパイン・スタイズ・マインリー・イン・ザ・プライン”と繰り返してしまいます。
また‥
Hinggins: In Hartford, Hereford, and Hampshire, Hurricanes hardly ever happen.
 (ハートフォードとヘレフォードとハンプシャーではハリケーンは滅多に来ない!) 
 という台詞もイライザが発音すると‥
Eliza: In ‘artford, ‘ereford and ‘anmshire, ‘urricanes ‘ardly hever ‘appen.
(イン アートフォード、イアフォード アンド アンプシャー、アリケーン アードリィ ヒィヴァー アプン!)
‥と[h]の落ちた発音になり、everがheverと、いらないところに“h”をつけてしまいます。
※またイライザはHiggins教授のことを“’Iggins(イギンズ)教授”と発音しています!
Higgins: Kind of you, kind of you. Now listen,Eliza.
(感謝して、感謝して。よくお聞きイライザ。)
How kind of you to let me come .
(“ご招待頂き感謝しております。”)
Kind of you. It’s just like“cup of tea”
(‘カインド・オブ・ユー’だ。‘カップ・オブ・ティー’のように。)
これは“kind of you”と上手くリズムに乗って言えないイライザに対して
“cup of tea”と同じリズムであることを教えている場面です。
後の“let me come”も同じリズムなので英語はリズムが大切!と教えているのです。
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英語は発音が大事と言われますが、実は発音よりもっと大切なのがリズムとイントネーションなのです。
リズムとイントネーションが良ければ、個々の発音がそれほど良くなくても意外と通じてしまうものです♪
逆に単語の発音が完璧でもリズムとイントネーションが日本語読みのように平坦だと通じないことも多いです!
“Rain in Spain”は英語のリズムとイントネーションを身に付けたい人にはピッタリのテキストですよ♪
皆様も“My Fair Lady”でイライザと一緒にクイーンズ・イングリッシュをお勉強されてみてはいかがでしょうか?
それでは皆さま、また次回お会いしましょう!

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