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MAKE
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day14では、使役動詞のmakeをあらためて紹介します。使役動詞は既にDay9でも学びましたよね。今回はその中でもmakeをもう少し掘り下げてみます。
まず使役動詞の全般的な復習ですが、人や物に「~させる」や「~してもらう」という意味をあらわします。使役動詞の中には、「let」、「make」、「have」などがあります。Day9でもふれましたが、makeには強制的な意味がありましたね。
・ PJ4 – Day 9: 使役動詞 – ALLOW, LET, GET, HAVE, MAKE and FORCE
例1:He made his brother clean the room.
(彼は弟に部屋の掃除をさせた。)
makeに強制的な意味があるのは、makeが「作り出す」という意味を持っているからに他なりません。「目的語が~する」状況を「作り出す」わけですから、例1のように、部屋を掃除する状況を兄によって作り出されたということは、弟にとってみればまさに「強制」されたことになるわけです。
もっとも、「目的語が~する」状況を「作り出す」というのは、makeには「現実化する」作用があるといってもいいかもしれません。そうしたことを踏まえると、「~する」の部分に、形容詞を置いて、「目的語が、形容詞があらわす状態になる」という働きをmakeにさせることができますね。例2は、少し古い歌ですが、ジョン・デンバーが歌った歌詞の一節です。
例2:Sunshine on my shoulders makes me happy.
(太陽の光が肩に触れると、僕の心は和むんだ。)
例3:The news made me sad.
(その知らせは私を悲しくさせた。)
なお、例3は、「make+目的語+feel+形容詞」という形で置き換えることもできますが、そのニュアンスは若干異なります。Feelを挟むとどこか客観的な感じがします。
例4:The news made me feel sad.
(その知らせは私を悲しくさせた気がするなぁ。)
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