民衆一人一人が「独立自尊」の気風を確立するところに、
一国の独立の基本がある。 (文明論之概略/福沢諭吉)
今日は比較的日が新しい皆さんのために。
皆さんにとって福沢諭吉先生のイメージは1万円札くらいかも
しれませんが、明治時代に彼が残したものは実に大きい。
多くの現代語になっている漢字などはかなり福沢が翻訳していますし、
あまり知られてないけど、漢字の本家の中国でもビジネスや経済関係の漢字は
英語やフランス語、ドイツ語を明治時代の日本人がその意味を考えて漢字に翻訳したものを
知らずに使ったりしてます。
当時の日本は一歩判断を誤れば、あっという間に
他のアジア諸国と同じように日本が西欧列強やアメリカに飲み込まれて植民地に
なってもおかしくなかった時代。もちろん、日本は太平の世と言われた江戸時代に世界最高水準の
教育水準を持っていて、これが明治時代になってから西欧の自然科学などを受け入れる時に、あっという間に追いつけた。
もちろんトップ層が今とは比べ物にならないくらい危機感を持っていて
日本を絶対に守るという気概があったことや、命知らずの武士上がりの人が多く、かつ、
優秀だったことは言うまでもありませんが、何よりも世界中が絶賛したのは一般市民、一兵士の
優秀さと当事者意識の高さ。
その言葉を体現してるのがこの福沢諭吉の言葉。
国が独立して海外から一目置かれ尊厳されるためには、一人一人が
自立していないといけない。
そんな意味です。
会社も全く同じです。
誰か特定の顧客や利害者に頼ってしまうと、何かあるとそういった人達に
頼ってしまいますが、bの場合は100%一般のお客様。逆に言うとそういう一人一人のお客様のことを
考えて正しいことをやっていれば、独立してやっていけるわけです。
その為にはやっぱり、一人一人が自立しないといけない。
今は、先輩の皆さんに食わしてもらってると思いながら、早く自分も独り立ちして
頼られるようになりたい。その気持が共有できることが会社の強さにもなります。
民衆一人一人が「独立自尊」の気風を確立するところに、 一国の独立の基本がある。 (文明論之概略/福沢諭吉)
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