結果を出すからプロセスを気にできる
以前紹介した高橋さんのまとめてくれていた
「プロフェッショナルとしての心構え、行動規範」。
その中にあった、結果についての言葉。
当然、プロのスポーツ選手なんかは結果が全てですから、
上手く行かなかった時「努力したんですけど・・・」なんて甘えた言葉は言わない。
そりゃ、努力することはみんな当たり前ですからね。
ただ、私たち社会人はなかなか、この結果と言うところを曖昧にしてしまいがちな
ところがあります。私がサラリーマン時代よく周囲で聞いた愚痴も、「プロセスを評価されない」
という言葉でした。
厳しいですが、それは社会人であればみんな一緒。
職業人としてはNo BS(No Bullshit)=戯言です。
本当に運だけで結果が出てる人もいるかもしれません。
が、大多数の人はやっぱり、見えないところで努力していてプロセスという人は
単にプロセスが甘いだけのことが殆どです。
プロ野球選手で言えば打率やホームラン数、出塁率。
会社で言えば決算書。
結果だけに視線が行くと、不正をしたりズルをする人間が出てくるのでここを
気を付けないといけないですが(最近あったAIJ事件なんかはそうですよね)、仕事をしていると、
この結果とプロセスのバランスが大事です。
私がやっぱり凄いなと思うのはイチロー。
実は、あの素晴らしい打率の中のかなりの部分は、実は内安打です。
つまり、内野の守備範囲のところに転がるボールよりも早く1塁まで走ることで稼ぐ、いわば
足の打率です。人によっては、センターに返さないとヒットじゃない、と形だけ言う人がいるかもしれませんが、
こうやって一つ一つ、どんなヒットでも数字として積み上げられるのがイチローの凄いところです。
私たちも同じですね。
まず、嫌だけど調子の悪い時は自分の結果を冷静に見つめる。
それを運や外的環境のせいにしないで、自分の中で引き受ける。そして、「どう外部環境が変わったら」
じゃなくて、「自分がどう努力すると」結果になるか、ということを自分の潜在意識にインプットする。
その作業を繰り返すと、自然と何をしないといけないかが分かって来ます。
結果を出すからプロセスを気にできる
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