ビジネスである以上、今でも「まず読者ありき」です。
だから自分がほんとうに描きたいと思うものを描いたことはほとんどありません。
そういうものはだいたいウケてませんしね。
(さいとう・たかを/ゴルゴ13の作者)
麻生元首相じゃないですが、私にとって人生のバイブルになった漫画。
沢山あるのですが、
・ スラムダンク
・ 横山光輝の三国志(でかわいそうにも悪役で描かれてる曹操のさり気ない人情部分)
・ ジョジョの奇妙な冒険(やっぱり、年を取ってますますユーモアあふれるジョセフ・ジョースター?)
・ サラリーマン金太郎
・ 花の慶次(慶次というよりは、織田信長や、秀吉、家康がかっこよく、人情味あるシーン)
・ キン肉マン
・ こち亀
などなど。
もちろん、その中にいまだ年をとらない現役スナイパー、ゴルゴ13がいます。
以前、恵美子さんがお仕事でお世話になっていた漫画家の浦沢直樹さんの20世紀少年の映画化が決まった時に招待された際、私達の横に、どうみてもヤクザ?というくらい迫力あるおじいさんがいらっしゃいました。
それが、ゴルゴ13のさいとう・たかを先生でした。
http://echizen.exblog.jp/10134236/
そして、浦沢直樹さんにとっては大先輩なのでしょう。
あの浦沢直樹の会場での気の使い方が半端ない。
なのに、今日の言葉です。
やはり、漫画家として、本を書く以上はそこは商売。
読者を意識しないと、売れる漫画はかけません。ちなみに、ゴルゴ13は私の年齢をうわまわる連載40年です。
先日、麻生元総理が秋葉原に降臨した際に、テレビに出ていて、「ゴルゴ13って、1巻ってないんだよねー。というのは、さいとうさんが、そんなに続くと思って描いてなかったら」
などと、どうでもよいのですが、漫画オタクのウンチクを演説でしてました。
それだけ、仕事をすると決めたらお客様がどう、自分を見ているかを意識しないといけない、ということですね。
小さなことだけど、
・ 各スクールごとシフトに入るときに少し、服装を変えてみる
(銀座のときは、OLのお客様が多いからオーソドックスにジャケット付服装で色も無難に。
渋谷の時は少し、華やいでみるとか。)
・ 流すDVDや音楽も時間ごとに少し変えてみる
・ 会話の仕方をお客様のタイプにやり、声のトーンやスピードも変えてみる
・ メールの文体も変えてみる
などなど、できることは沢山あります。
私も、当然ですが色々な人と会いますが、
・ スクールのお客様のときは、ジャケットは着るけどカジュアルに(基本、ビジネスカジュアル)
・ 他の会社の先輩社長さんと会うときは人によるけど、スーツが基本
・ 合コンなら話す内容は硬ばらない
・ ご年配の方(オーバー85)と話すときは、謙虚にかつ、太平洋戦争ネタも忘れずに
と、もちろん、その中に、『自分』というスタイルを大事にすることは当たり前なのだけど、変えていきます。
誰にでも同じやり方をしたら絶対にうまくいかない、ということですね。
さいとう・たかを/ゴルゴ13の作者
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