これ、特に私がたまに現場に入ってると思うのでシニアの人はなおのこと思うんじゃないかと思います。
よく、電話やSkypeで
「これこれなんですが、どうしましょう?」
「どうしたらいいですか?」
これはアウトな質問の仕方ですね。
どうしてかというと、自分で答えを探す前に人に聞いちゃうと自分の頭で考えないままだから。
もちろん、人には得手不得手がありますから、苦手なことを対処しないといけないことも
あるでしょう。だから、相談したり聞いたり、いわゆる、ホウレンソウは大事です。
ただ、仕事の世界は永遠に完全な答えの出ない世界。
だからこそ、自分の頭で考えて実行して、失敗して、そしてそこから学んで次に活かすPDCA
(Plan・Do・Check・Act)が必要です。
私も学生時代、自分の苦手科目はできる奴にこっそり聞いて書いたりしました。
それはそれで学生時代の良い思い出かもしれないけど、仕事ではずっと考えないで人のコピーしたり、考えずに
人の答えを真似だけしてても成長しない。
(実は、人まねをすること自体は成長のショートカットとしてとても良いことではありますが)
人にホウレンソウするときに大事なこと。
それは、「まず自分なりに解決策を考える」で、それを相談するときには自分の意見として出す。
ということですね。
はじめに書いた悪い相談例に関して言うと、
「これこれなんですが、自分としてはこう考えててAかBで対応しようと思ってますがいかがでしょう?」
と自分で考えて、自分なりの解決策を最低2つくらい考えて相談すること。
これをやってると、上席の人から「こうしたらいいんじゃない?」と言われて対応するときにも、
やってみて、その結果を見て、
「なるほど、そういうことだったんだ」
と上席の人の判断の理由が分かるかもしれないし、
「あ、やっぱり私の対応策の方が良かったんじゃないのかな?」
と、自分なりの判断に対しての分析も後で出来るわけです。
この作業をしながら相談する人と、考えないで相談だけする人。
多分、半年経過してみたらすごく差がつきますよね。
そして、きっと、考えてから相談する人はそのうち自分でどんどん解決できることの範囲も広がるでしょうから
そのうち自分が相談に乗られる側に成長していくんだと思います。
Plan・Do・Check・Act、やってみましょう。