丁度、昨年の今頃に入社した人たちは1年を迎えるので何か良い言葉が
ないかなぁと思って探していて今日はこの言葉を紹介します。
実は、この言葉、ホリエモンの本を読んでて見つけました(笑)。
いろいろ、イロモノで扱われる彼ですがあれだけ波瀾万丈の人生で最後は刑務所まで入ってしまった彼の
言葉ということで、言葉としての重さが出ますね。
ホリエモンの主張に全て賛成するわけじゃないけど、私もこの言葉は賛成です。
英語で自由には「Liberty」と「Freedom」があります。
日本語では、自由と一言で言いますよね。今は、この漢字でどちらの意味もあらわしますが、
当初、英語が日本に入ってきた時にLibertyを訳するときにその概念からかなり当時の人達は考えたようです。
厳密にはFreedomにもかなり奥深い意味があるようですが、現在のFreedomといえば
放縦、つまり、何でもやりたい放題という意味での自由のニュアンスですね。
一方で、Liberateについては欧米圏では民衆が徐々に力を勝ち取っていった17世紀以降に
概念として出てきた言葉です。動詞のLiberate((抑圧から)解放する)という言葉から派生しています。
自由の女神はStatue of Freedomじゃなくて、Statue of Libertyですよね。
日本にはもともと自由という漢字はありましたが、これを明治の人たちは
Libertyの訳に使うことにしたわけです。
そして、その趣旨は「自ら」には「理:ことわり・理由」がある、ということ。
ここでホリエモンの言葉とつながりました(笑)。
今では自由主義というと何でもやりたいことをすればいい、という風に解釈されてるけど
元来は、あくまでもその自由を得るためには、人はその対価としての責任を引き受ける、ということですね。
これは、仕事でも何の責任もなくただ、上の指示を待ってやるだけの仕事ならば
ある意味責任はなくて気楽かもしれない。でも、一方でその仕事に対してのやりがいもないでしょうし、
究極的には、自分の行動の全ては会社や上司の指示に縛られている。という意味で自由がないです。
一方で、少しずつ自分の職務やお客様に対しての責任を背負うようになっていくとどうでしょう?
確かに、いろいろ考えることも増えるので大変です。
一方で、その責任を引き受けることと引き換えに、自分の判断で行動を取ることができるということで、
自由裁量ができるようになることもできます。
どちらが心地よいか、というのは人次第かもしれません。
でも、丁度1年が経過してきたタイミングで少しずつ、こういう裁量の自由を
手に入れるために、責任を引き受けることの楽しさを知ってもらえる人が出てくると
うれしいなと思ってこの言葉を書いてみました。